パプリカ

子供の頃に食べられなかったモノは、親から「食え！」と言われれば言われるほどにキライ度が増して、ますます好き嫌いが増えて行った。
そんな自分だけども、ふとした時にふとした人からの「これって美味いんだよな〜」なんて言葉をきっかけに、突然食べられるようになって、むしろ好物になったりする。

歳を重ねてくると、そんな好き嫌いも減ってくるんだけど、その一方で様々なモノや情報の多さについて行けなくなり、意識していないと、知らず知らずのウチに見逃しているモノや、見過ごしているコトが増えてきてしまう。

アニメ映画「パプリカ」、

2006年に公開されたらしいんだけど、ついこの間まで観たいと思うどころか、存在すら知らなかったのを薦められ、早速レンタル。

面白かったなぁ…
ストーリーが云々とか、観終わって云々とかって話しじゃなくて、原作と監督2人の想像力の凄さに驚いた。
夢の中で起こったことや、妄想、空想を人に伝えるのは難しい。
朝起きて、起きる直前に見た夢は矛盾も多く、また現実にはあり得ないこともあるので、上手く伝えることの難しさに似ている。

そんな想像をエンターテイメントととして人に伝え、楽しませる能力ってスゴい。

想像には限界がないということ、
まだまだたくさん知らないモノやコトは沢山あるんだってことを教えて貰えた土曜日。

中々いい90分だったな。