#YoshikazuBlog

気になったコト。気に入ったモノ。 自分の思ったことを徒然に書いてくブログ。

棒ノ嶺(969m)

f:id:yoshizo69:20140805151443j:plain
趣味が登山だと公言すると、周りには思った以上に同じ趣味を持つ人がいることがわかり、情報交換に事欠かない。
関東近郊には800m級の低山が多いので、登山というと「秋~冬」を想像する人が多いが、山登りが好きな人の傾向として、暑い夏に2,000mクラスの高山を登り、涼を取る人も少なくないみたいだ。
日帰りの登山がほとんどの自分としては、自宅から登山口までの時間が2時間以内であることが望ましく、結果として高くても1,400m規模の丹沢あたりが高い山となるため、真夏の登山としては「沢」の脇を歩くようなコースを探すようになってくる。


年内に登りたい山としてあげた候補は、大菩薩峠雲取山に塔ノ岳、それから棒ノ嶺。梅雨も明けたので、秩父方面へチャレンジということで、棒ノ嶺を選択。
奥多摩と飯能の間に位置する「棒ノ嶺」、東京では「棒ノ折山」と呼び、埼玉では「棒ノ嶺」と呼ぶらしい。今回は西武線を使い、飯能を経由するルートで登頂したので、棒ノ嶺と表現することとした。

西武池袋線池袋駅を7:30に出発。特急を使って8:09に飯能に到着する。(ちなみに西武池袋線特急券はインターネットで予約ができる。申し込んだタイミングにもよるが、受け取りは当日の出発10分前までに発券すれば良いので、事前に決済する必要もなく、天候などによる突然の予定変更でも財布を圧迫しないから便利!)
飯能駅北口を出るとバスターミナルがあり、名栗車庫行きのバスで「さわらびの湯」まで乗車、正味45分くらい。
バス停を降りた先には、飲料の自販機・トイレもあるし、出発前の準備を整えやすくてなかなか助かる。
さわらびの湯で準備を整えたあとは、車道を通って有間ダムによってできた、名栗湖へ向かう。
f:id:yoshizo69:20140805171051j:plain


名栗湖畔を時計回りに歩き、登山口へ。(ここまで20分くらい)ようやく登山の雰囲気になって気分も高まる。
歩いて数分もすると、左手から沢の音が聞こえてきて気分がいい。さらに20分ほどいくと、ゴルジュが見えてきて、早くもこの山のハイライト。
切り立った岩の間を、足元に注意しながら少しづつ進む。岩場は水が流れ、普通のスポーツシューズでは水浸しになり、とても登れるようなものではないと思う。

クサリ場も多いので、恐怖感がないわけではないけれど、真夏に沢沿いを登る楽しみを満喫できた。
30分ほどでゴルジュを登りきってしまうが、もう少しだけ沢登りを楽しみたい心境。沢を登り切ったあとには、林道があって、その横には水場があり、あまりに暑かったので、安全面などお構いなしで水を飲んだ。

※ちなみに、登山の先輩に聞くと、安心できる水場の条件は2つ
1. まずは北斜面に面していること。
日本海側に面した北側斜面は、放射能などに汚染されている危険性も少ない。
2. 水場から上の方にむけて、山小屋がないこと。
山小屋からの汚物が浸透している可能性が低い。

水場から、分岐点となる「岩茸石」までは勾配が急で、太ももへの強いプレッシャーが続く。
f:id:yoshizo69:20140805171131j:plain

岩茸石には、小休止できる長椅子もあるものの、ひとつだけなので、休憩もそこそこに、次なる目標の「ゴンジリ峠」へ。「ゴンジリ峠」までは丸太の急階段が長く続き、ここでも太ももへ大きな負担がさらにさらに続く。普段運動をしてない人にはかなりきつい勾配と距離。安易に登れるような場所ではなかった。視界が開けたので、「頂上か!?」と思うが、そこはやはり「ゴンジリ峠」。頂上までは距離はないものの、まだまだ急勾配は続く。

頂上は開けていると聞いていたが、登っている途中からでも、ゴールとわかるほど視界が広く抜けている。秩父方面へ広く視界が広がって、気分よく登頂感を味わえた。(視界の右方面には、愛する西武ドームが!)
f:id:yoshizo69:20140805171201j:plain


頂上でランチをとり、30分ほど休憩。
その後はルートを変更して、奥多摩川井駅方面へ抜けることにした。急な下り道は、足の脛への負担が続くので、かなり疲れる。ワサビ畑沿いを歩くので、ひんやりと気持ちはいいが、足元は濡れてすべり、二度ほど転んで両手に少し怪我をする始末。次回の登山には手袋を必ず購入して行こうと思う。

50分ほどで、ふもとの百軒茶屋の手前まで降り切り、林道に出る前に、沢にくるぶしまで浸かり、自然のアイシング。4時間を歩き疲れた脚と、それぞれの指が開いていくような感覚で、疲れがいっきに吹き飛んでいく。
そこからは、林道を歩くのでサンダルに履き替え、気楽な散歩に。でも、きちんとバスの時間をチェックすれば良かった。。。
数分前に出てしまったあとは、3時間後でないと来ないらしい。。。 青梅線川井駅まで1時間ほどとはいえ、炎天下だったので、結構ヘビーな散歩道になってしまった。。。

仕上げはお気に入りの日向和田奥多摩釜めし - 日向和田/釜飯 [食べログ]へ。
冷たい生ビールと、野菜たっぷりの釜めしに舌鼓を打って、大満足。約5時間ほど歩いた疲れも引き飛ぶ美味さ!残念ながら風呂に浸かることはできなかったけど、この釜めしを目当てに今度は日の出山でも登ってみようかと思う。