マネー・ボール
通勤経路が変わってしまうと、電車で移動する車内での読書が愕然と減ってしまう。
たった数駅の間に、ふと軽い気持ちで本を読めないということは、まだどこかで緊張しているのかな?と自分では感じてる。
それでもやっぱり本を読むということは自分にとってもとてもいい影響を与えてくれているので、何とか1冊の本を読了。
- 作者: マイケル・ルイス,中山宥
- 出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン
- 発売日: 2006/03/02
- メディア: 文庫
- 購入: 26人 クリック: 216回
- この商品を含むブログ (165件) を見る
ブラッド・ピット主演の映画「マネー・ボール」の原作である本書。
自分にとっては大好きな映画の一つであるので、とても楽しみにして読み始めた。
ちなみに大好きな映画5選についてはこちら。
好きな映画5選 #5moive - #YoshikazuBlog
ブラッド・ピットの演技もなかなか良くて、何度観ても泣いてしまう自分にとってはツボとも言える作品。
当然期待も高かった。
が、
悪い本ではないと思うけれども、映画のニュアンスとはまるで違ってびっくり!
映画は組織の中で自分を信じて戦う男の姿を描いている物語であるのに対し、原作本はどちらかというとビジネス書。古い慣習と高ぶる感情に流されず、新しい着眼に目を向け、正しいことを正しくと言うことの難しさと勇気を、メジャーリーグでも資金が潤沢とは言えないアスレチックスのゼネラル・マネージャーの実績を通じて紹介している。
リーダーとして生きていくための指南本ではない、正しい見識を持つことの難しさと、目の前にあるものを疑うことの必要を説いている。
ま、野球を知らない人には全くチンプンカンプンの本だと思うけど・・・
それにしても、ゼネラル・マネージャーってひとことに言ってもレベルが全然違うなぁ。