銀座天龍

食事は大勢でとる方が当然楽しいけれど、その時の自分の気持ちだけで食べたいものを選べるという点においては、1人で食べる食事も悪くない。若い頃は一人で食べるのが苦手だったのか、食に関する関心が少なかったのかはわからないが、1人ラーメン屋に行くことも少なく、思えば牛丼ばかりを食べていたような気がする。
最近では、適当に食事をすることがどんなに不毛なのかを感じるようになっていて、外食する際に、いろいろと考えるのも楽しみの一つになっている。
そんな時にランチの候補としてあがるのが、とんかつ、蕎麦、カレーなんだけど、ビールが飲めそうな時には俄然焼き餃子がランクのトップにあがってくる。

仕事中のランチどきに餃子を選ぶのは難しい。
にんにく、ニラが入っていることが多い餃子は、その後の影響力はハンパない。

一言に焼き餃子と言っても、餡が肉汁たっぷりであったり、野菜中心であったり。
皮がもっちりとしていたり、薄くてさっくりしていたりと様々。色々な店の特徴を考えながらチョイスするのも、また楽しい。

銀座一丁目にある、「銀座天龍」。
大きく、中の餡がとってもジューシーで食べ応えがあって、しょっちゅう訪問したくなる味。餃子の割に値段は少々高いけど、老舗の中華料理店の雰囲気と、初めて見た時にはびっくりする大きさの餃子が嬉しい。餃子1枚を1人で食べるには充分すぎるくらいの大きさと量。ライスとスープをつけて注文する。ボリュームがホントに多いので、2人で注文する時には餃子1枚と麺やご飯ものをもう一品シェアするくらいでちょうどいいと思う。

この銀座天龍、焼き餃子の注文が多いからか、どんどん焼いているようで、注文してからわりと早いタイミングで餃子がテーブルに並ぶのがビール好きとしてはたまらないポイントの一つ。中瓶一本飲み終えた時に餃子がくるガッカリ感がない。
それと、どうやらニンニクとニラを使ってないみたい。匂いも気にならないし、なんと嬉しいことか。こんな店がオフィス近所にあったらいいのになぁ。。。

っていうか銀座って街がいいなぁ。