バレンタインデー
生まれて初めてバレンタインデーにチョコレートをもらったのは、小学校の2年生だったように思う。
当時同じクラスだった女の子から、不二家のハート形ピーナッツチョコをもらったような、そうでないような曖昧な記憶。
多分そのころはバレンタインデーなんて、ポピュラーなイベントではなかったと思うし、その子も今で言うところの義理チョコのような気分だったんじゃないかなと思う。
1年のイベントごとの中で、バレンタインデーは本当に大好きな1日だ。
特に、本命チョコよりも義理チョコが本当に嬉しくてたまらないのを、ここ数年実感している。
(それは本命チョコをもらうことがなくなったからなのかも知れないけれど・・・)
義理チョコの嬉しいところは、何と言ってもその女性と「ああ、ホントに友人なんだなぁ」と実感できるところだと思う。
たとえそれが、本当に言葉通りに義理以外の何ものでもないとしても、その人の気持ちと時間の中に少しでも存在したという実感が湧いて、人間関係の暖かさを感じる瞬間だ。
義理にすらならない関係もあるわけで、ちょっとした気持ちをくれた女性の優しさが本当にありがたいし、嬉しい。
自分の性格は、義理堅い方だと思う。(名前もそんなだし)
なので食事を一緒にする時や、久しぶりに会う時、相手を思って小さな気遣いを心がけている。
ちょっとしたお土産だったり、その人の好みであろう店だったり、喜んでもらえるような、楽しんでもらえるような何か。
だから、自分と同じように相手が想ってくれるのが嬉しいんだとつくづく実感。
バレンタインデーってそんな日。昨日は都内はあいにくの悪天候にも関わらず、素敵な気持ちを分けてくれた方たち。
僕はその気持ちを、きちんと大切にしています。
また来年も素敵なバレンタインデーでありますように。