42 世界を変えた男

野球を好きな人なら誰でも知っている、メジャーリーグ全球団で永久欠番「42」。メジャーリーグ初めての黒人選手「ジャッキー・ロビンソン」を讃えた背番号だ。
（とはいってもMLBとして活動が落ち着いた近代メジャーリーグの話であって、本当に最初の黒人選手は他にいるようだけど・・・）
そんな彼の挑戦を描いた映画、「42 世界を変えた男」を観た。予想していた通りだったけど、やっぱり「泣けた」。。。

マネー・ボールの時もそうだったけど、野球映画って泣ける演出がうまく盛り込めるようになっていると思う。

人種差別をテーマにした題材の映画なので、内容的には北米向けの映画だと思う。調べてみると案の定、北米とカナダでの興行収益はなかなかいいみたいだ。差別社会の中で戦う姿は当然共感を憶えるんだけど、やっぱりちょっと演出が大げさかもなぁと思うシーンもあったかな。

それでも、わかりきったことではあるけれど、1人の男が自分を信じ、自分と戦う姿には強い憧れを持つ。
自分の意志や行った行為とは無関係に行われる差別。思い通りにならないことへの悲しみと、それを打破していく姿に共感していくんだろうな。

自分が同じような境遇になったとき、同じような気持ちになれる自信はない。
だけど、自分を信じることと反省することというのは表裏一体なんだと教えてもらった気分。キャスティングもなかなかいいと思うし、おすすめの映画です。

しかし、ハリソン・フォード。
いい味だしてるんだけど、あの長く伸びた眉毛は某元首相を思い出せてくれたわ。