#YoshikazuBlog

気になったコト。気に入ったモノ。 自分の思ったことを徒然に書いてくブログ。

恩師 還暦祝い

f:id:yoshizo69:20130825215712j:plain
青山に勤めていた時、神宮外苑の銀杏並木が色づくたびに、中学校と高校の時を思い出して切ない気持ちになった。
銀杏並木が金色に色づいていき、はらはらと散っていくたびに、様々な思い出とともに、少年だった時の記憶をくすぐられるような気分がしたものだった。

今でも持っているコンプレックスは、高校卒業時に生まれたと思う。
子供から大人に変わって行く大切な時、自分だけは未来を考えることもなく、ただその瞬間をむさぼるように楽しんで、振り返ってみればいい加減な毎日を送ってしまっていたように反省する。

先日の土曜日、中学〜高校と部活を通じてお世話になって顧問の先生の還暦を祝うパーティに招待してもらい、卒業して26年振りに挨拶に伺った。


正直、たくさんの人数で驚いた。
僕のような中年と、新卒でスーツに着られているような若い世代まで。
下手すれば、自分の子ども(いたとしてだけど…)のような歳の子までが出席していた。

高校を卒業してから、先生という先生に、ほぼ顔を見せたことがない。
情けない話だけど、自分のコンプレックスが故に、旨を張って挨拶することを避けていたんだと思う。

今ここで顔を見せなかったら、
と言うより、「先生の顔を見なかったら、きっと後悔する。」というような気持ちでちょっと勇気のいるパーティへの参加だった。

パーティが始まって早々、すぐに挨拶に行ったけど、自分の記憶と先生の記憶のズレを感じて、少し寂しく思ったなぁ。
ま、26年も顔を出してないのがそもそもなんだけど、生徒と先生ってのはそういう間柄なんだと実感した。
こっちからは1:1でも、先生からすれば1:300。

でもね。
最後の写真撮影の時、名前で呼ばれた時は胸が熱くなって、涙が出そうになったわ。

先生、きちんと挨拶出来ずにゴメンなさい。僕は何とか頑張って生きています。