#YoshikazuBlog

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Dream Girls (musical)

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初めてミュージカルを観たのは、多分高校2年生だったと思う。
バブル絶頂期の当時、「Star Light Express」を同級生と観て感動し、すぐにまたガールフレンドを誘って観に行ったのを思い出す。
それから、しばらくたって、NYに行ったときに、これまた当時(今でもか)大流行していた「Cat's」を観た時に感じたのは、ミュージカルというのは、言葉の壁が少ない演劇だってこと。
日本語でなくても、字幕がなくても、音楽や表情、声色の演出で大体のことは伝わってくる。

で、今年楽しみにしていたブロードウェイミュージカル「Dream Girls」を渋谷のシアターオーブで鑑賞。


シアターオーブはとても素敵な劇場だと思う。
駅からの利便性の良さと、外の景色。それとBarラウンジが割とちゃんとしていて、鑑賞前に軽食を取りながら、一杯飲んだりできる空間がある。この日は平日夜の会だったので、あまりBarラウンジを楽しむ余裕はなかったけど、開演30分前くらいに到着すると、とてもリラックスできるし、優雅な時間を持てるので、本当にお勧め。

「Dream Girls」はビヨンセ主演で映画化され、エディ・マーフィと、ジェニファー・ハドソンがそれぞれ助演男優賞と助演女優賞を獲得した作品なので、観たことのある人も多いだろうけど、実際はミュージカルが先で、1981年に初めて開演され、1985年に閉幕となった作品で、今回はリバイバルのようだ。

映画は演出のためのセットや、道具、それに撮影地がミュージカルに比べて優れているし、出演者もビヨンセエディ・マーフィジェイミー・フォックスとなれば話題となるのも当然だと思う。
それでも、ミュージカル「Dream Girls」は、決して映画にヒケを取るような作品ではなく、むしろミュージカルの方が何倍も楽しめる仕上がりだ。

「Dream Girls」はShow Biz界の光と影を表現した作品だ。
なので、当然ステージで行われるパフォーマンスも多々ある訳で、そのステージが実際にライブを観に来た観客のような気持ちにさせてくれるので、何とも言えない一体感が生まれてくるんだと思う。
ひょっとすると、「オペラ座の怪人」なんかもそんな類いの感動なのかも。

全編にわたって英語で表現されるので、字幕スーパーがついているけど、キョロキョロと視線を動かすことなく、ステージだけをじーっと観て、全体から伝わってくるものを感じ取った方が楽しめると思う。
映画に比べて、お値段は張るけど、それでも自分の感動に対する金額だとすると、それほど高いものじゃないな。