#YoshikazuBlog

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風立ちぬ

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パソコンと携帯電話は3種の神器ならぬ、2種のそれと言っていいほど、僕らの暮らしはとても便利になった。
スマートフォンの登場によって、その2つは統合され、ものごとのスピードは一段と向上し、もはや本当に人間がコントロールできているのか、疑問に思うほどだ。

スタジオジブリの新作映画「風立ちぬ」は、そんな現代社会に一石を投じるような作品だと思う。


映画「風立ちぬ」は、ジブリファンによると賛否両論あるようだけれど、これまでのジブリ作品にイメージされるファンタジー作品ではないことがその理由だと思う。

大正から昭和の初期という激動の時代、当時の人たちがどのような思いで生きていたのかが、ジワリと伝わってくる。
現代の生活からは想像もできない不便さの中で、人々は信じあい、思いやりながら、情熱と信念を持って前を向いて生きていた。

当時を表現する言葉に、「生きるのに辛い時代だった」とあるが、自分はそう思わない。
過去と現在を比較しても、経験のできないことだから、自分にとって全く意味はないことのように感じる。
生きるのに大変なのは、今も昔も変わらない。その時とは違うストレスや問題を僕たちは抱えているからだ。

でも、この映画は、今という貴重な時間を大切に生きることを教えてくれたように思う。
SNSなんかに頼らず、人とのリアルなコミュニケーションを大切にしよう。

劇場で観てよかったな。


風立ちぬ 劇場予告編4分 - YouTube