リンカーン
最初に言っておこう。
これはアメリカ人の、アメリカ人による、アメリカ人のための映画だと思う。
アメリカ史はあまり詳しくないが、観終わった時に真っ先に感じたのがそんな気持ち。
第16代アメリカ合衆国大統領のリンカーン。
調べたところ、歴代No.1と言われることがもっとも多い大統領なんだそうだ。
アメリカ人は正義という言葉が好きな民族と言う印象があるが、象徴的な作品だと思う。
決して悪い意味で言ってるんではなくて、この映画の本当の良さというのは、その国で産まれ、育った人にしかきちんと伝わらないと思ったからだ。
北と南の戦いを題材にした映画。
そこには本来、奴隷解放というテーマだけではない深さがあるのに、奴隷制度の廃止がフォーカスされてしまっていて、リンカーンと言う人物像の描写が僕たち日本人には薄く映ってしまっていたように思う。
1人の男性の戦いの姿を、描写した映画ではない。
国を変えるにはみんなの力が必要で、各々が強い意志を持たなければならない。と言うのがのが、テーマだと思う。
リンカーンと言う人は、個々のハートを動かした人物と言うことなんだと思う。
最後の演説のシーン。胸が熱くなってちょっと涙しました。。。
女性に言ったら怒られるかも知れないけれど、オトコの映画だと思うよ。
あ、そうそう、
映画を観る前に、Wikipediaで下調べしていくことをお勧めします。
登場人物がみんなソックリ!