天使の分け前

お酒が好きな人であれば、一度は耳にしたことがあるであろう、言葉の一つが「天使の分け前（取り分）」。

樽の中で熟成させるうちに、微量ではあるが水分やアルコール分が揮発することで、熟成開始時と比べて、時を重ねるほど中にいれた量が減って行くさまのこと。
天使がお酒の神様（バッカス？）に運んでいるとか…

前から気になっていた映画、「天使の分け前」。公開終了ギリギリに観ることができた。

喧嘩や窃盗に明け暮れ、ゴミためのような暮らしをする主人公ロビー。
そして、やり直しを願うロビーら問題児を温かく見守り、チャンスを与える保護司のハリー。

そんな暮らしの中で、主人公のロビーは他人も自分も気付かなかった才能を発見し、目標を見出して行く。
単なるお涙頂戴のフィクションではなく、等身大の人物像が描かれていて観ていて気持ちがいい。

英訳すると「The Angel's Share」

分け前と言うよりシェアという言葉の方がピタリとハマるいい映画だったなぁ。

ウイスキー飲みたくなった。