Reborn
Facebookのタイムラインには自分のバースデイが表示されないようにしている。
誰かへのおめでとうのメッセージを見るたび、素直に「おめでとう」と言えず、その人の誕生日を知らなかったことに後悔してしまい、何故だか気持ちが落ち着かない。
そんなのって自分だけなんだろうか。。。
そんな話をしたら「自意識過剰だ」と笑われたことがあったなぁ。w
ま、実際にその通りだとは思うところはあるけれど…
でも、なぜそんな風に考えるようになったのかと、思い返してみる。
覚えているのは、高校を卒業したころの出来事。
当時お付き合いをしていた彼女に問われたことがあった。
「誕生日をお祝いする意味って考えたことある?」
当時の自分は、今よりもっと単純で自分勝手。あまり物事を深く考えるタイプの人間じゃなかったと思う。
若いが故に自信があったことにも理由があったんだろう。
彼女の質問に答えられずにいると、
「その人が産まれた日をお祝いするってことは、今その人を想うことへの感謝なんだよ」と教えてくれた。
そんな言葉に感銘を受けてしまったものだから、タイムラインに気付かされるのがイヤでイヤで仕方がないのかも知れない。
歳を重ね、責任も大きくなっていくにつれて、うまく甘えることができなくなってしまった。
自分の気持ちよりも、相手の気持ちを考えていたつもりだったんだけど、それも結局は単なる自己満足で、本当の意味で相手を思いやっていることにはならない。
エゴって言うのはそういうことなんだなと、実感。
相手を想うなら、相手が自分を想ってくれていることも想わないと意味はない。
(なんか禅問答みたいだな…)
そんなことに気付かせてくれた今年のBirthday。
生まれ変わった気分。