#YoshikazuBlog

気になったコト。気に入ったモノ。 自分の思ったことを徒然に書いてくブログ。

シャドウ・ダンサー

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親と映画を観たのはまだ小学校の低学年で、「ブッシュマン」だったのをよく覚えてる。当時の映画館は沢山の人で溢れかえりっていた。娯楽がまだまだ今ほどではなかったんだろう。
数年後、社会人になる頃くらいまでは、一階は自由席で、みんな開演前に並んで競って走って席を取りに行っていたもんだ。

両親と弟と4人、何か祝いごとがあったのか、その時は2階の指定席チケットを買ってもらい、家族並んで観た最初で最後の映画だったんじゃないかな。
映画の後、夕食も銀座で取ろうということになり、店名は覚えていないが普段の生活からは考えられないような洒落た洋食レストランに連れていってもらった。(多分、そんなにスゴい店ではないんだと思うんだけど・・・)

平日昼間。
ハリウッド系ムービーの刺激に疲れたので、ミニシアターで映画を観たくてシネスイッチ銀座へ。
「シャドウ・ダンサー」を観てきた。
IRA(アイルランド共和軍)とMI5(イギリス諜報局保安部)の確執が落ち着きを見せる前、1990年代のストーリー。
歴史的事実の中で淡々と進む物語は、物悲しさをうまく表現していてしっとり、ゆっくりと感情移入していく。
最後の結末は観てない人には絶対言えない衝撃。
1人で映画を観てしまうと、感動や疑問などについて語り合えないのがやっぱり寂しいなー。
感動をもっと深めて、記憶に残したいと思っても、それが出来ない感じかも。

「ムービー」というより「シネマ」という表現が合うような作品。

平日昼間なので、「シネマ」というより「シニア」って感じでお歳を召された方がたくさん。
銀座っていいなぁとしみじみ出来た2時間でした。